ここ数年、異常なほどアクセス数が伸びているオンラインカジノ。
2018年には月間100万回だったのが、2021年には月間1億2000万回と100倍以上のアクセスが集まっています。
インターネットのアクセス分析を行っている調査会社の推計によると、オンラインカジノのサイトへのアクセス数は、2018年12月にはおよそ月100万回だったものが、去年の9月にはおよそ1億2000万回に及び、3年間で120倍にふくれあがっています。
NHKニュースより
しかし過去に逮捕者が出ていたり、岸田総理の「オンラインカジノは違法」発言を受けてか警視庁・消費者庁では「オンラインカジノは犯罪」と注意喚起を促しています。
そこで本記事ではオンラインカジノは違法なのか?それとも合法なのか?過去の逮捕歴と照らし合わせて解説してみたいと思います。
オンラインカジノの違法性が気になる方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
オンラインカジノは違法?合法?どっちなのか?
まずは結論からお伝えするとオンラインカジノは違法性はあるものの全て取り締まれていないというのが現状です。
ここ数年の検挙例は以下の通りです。
令和2年中 16件
オンラインカジノに係る賭博事犯の取締り状況 消費者庁
令和3年中 16件
令和4年中 10件
そのため、オンラインカジノを利用する際は逮捕されるリスクを考慮した上で慎重にプレイする必要があります。
オンラインカジノの違法性
オンラインカジノを運営している企業のほとんどは海外を拠点にしています。
オンラインカジノを運営するにはその国々の政府が発行しているライセンスを取得する必要があります。
例えば国内で人気の高いベラジョンカジノはキュラソー(オランダ王国)という国でライセンスを取得しています。
※ベラジョンカジノは元々マルタ共和国でライセンスを取得していましたが、2020年に厳正な審査基準を敷いているキュラソーに変更されました。
ライセンスの取得は正しい運営を行なっているか厳正な審査が行われます。
そのため犯罪や不正行為に繋がるとみなされた場合はライセンスの取得はできません。
キュラソーライセンスの安全性は以下の記事でまとめています。
またユーザーから取得した個人情報は第三者機関が監視しており、未然に個人情報の流出を防ぐ体制が構築されています。
オンラインカジノの運営を行なっている企業の多くは株式上場しています。
オンラインカジノ運営のライセンスを取得している=違法性はないと判断できます。
では次に日本国内でオンラインカジノをプレイした場合の違法性を見てみましょう。
オンラインカジノを日本国内でプレイした場合の違法性
オンラインカジノ自体はカジノ合法国で運営されているため違法性はありません。
ただし日本には賭博法という法律があり該当してしまうと罪に問われます。
- 単純賭博罪
- 常習賭博罪
- 賭博場開帳等図利罪
賭け麻雀や野球賭博などが該当します。
しかしオンラインカジノについては考え方が分かれます。
例えば
- お金を賭けているため賭博罪が成立するという考え
- 運営者が罪に問われないのに日本の利用者だけが罪に問われるのは不適切という考え
そのためオンラインカジノを利用する際には一定のルールを守り利用することが大切です。
後半ではオンラインカジノで逮捕されるリスクを防ぐ方法をまとめてみます。
合わせてご確認ください。
オンラインカジノ利用者の逮捕歴
過去にオンラインカジノの利用者3人が逮捕される事件がありました。
3人のうち2人は罰金を払い釈放されました(有罪)。
残る1人は逮捕されたことを不服と裁判で争い不起訴(無罪)になりました。
他には2022年に起きた新型コロナウイルス関連の給付金4,630万円を誤送信してしまった事件は、オンラインカジノを利用したことによる賭博関連での起訴はありません。
また最近では2023年4月に京都府警の男性巡査がオンラインカジノを利用したことで書類送検されたニュースが報じられています。
これらのことからオンラインカジノは違法性はあるものの不起訴の例もあるため一概には「違法」と判断するのは難しいです。
ただし「グレーゾーンだから大丈夫」という考えも誤りなので次の章でお伝えする注意点を守りプレイすることを心掛けましょう。
オンラインカジノの利用で逮捕されるリスクを防ぐには
オンラインカジノの利用で逮捕されるリスクを防ぐには以下の点を守り利用しましょう。
SNSで発信しない
まず一つ目はオンラインカジノの利用者についてTwitterやInstagramで発信しないことです。
SNSで発信することにより目をつけられ逮捕に繋がることも考えられます。
信頼性の高いオンラインカジノを利用する
信頼性の高いオンラインカジノとは各国の政府が発行しているライセンス基準にクリアしたオンラインカジノを利用することが重要です。
例えば信頼できるライセンスを例に挙げると
- キュラソーライセンス
- マルタ島ライセンス
- マン島ライセンス
これらのライセンスを取得しているオンラインカジノは安全といえます。
またこれらのライセンスを取得するには厳正な審査を行います。
個人情報の取り扱いも徹底されているため個人情報が流出してしまうことはまずあり得ません。
海外運営のオンラインカジノを利用する
先程の「信頼性の高いオンラインカジノを利用する」に通ずることですが、オンラインカジノを利用する際は海外で運用されている、かつ信頼性の高いライセンスを取得しているオンラインカジノを選ぶことが重要です。
例えば審査が厳しいとされるキュラソーライセンスを取得している主なオンラインカジノを例に挙げると
もちろんライセンスのみで優良かどうかは判断出来ませんが、オンラインカジノを選ぶ上で一つの基準になると思います。
オンラインカジノは違法でもなければ合法でもない まとめ
今回はオンラインカジノは違法なのか?それとも合法なのか?過去の事例なども踏まえて解説してみました。
オンラインカジノの利用者は2021年時点の調査では288万人と言われています。
2016年の逮捕以降、日本国内での逮捕者は出ていません。
しかし、警視庁・消費者庁でも注意喚起されている通りオンラインカジノは違法の可能性も否定できません。
そのためオンラインカジノは一定のルールを守って利用する必要があります。
まだまだ一般的には浸透していないオンラインカジノですが、大阪のカジノ運営を皮切りに何かしら変化があるかもしれません。
※2029年開業予定。
まずは無料で始められるオンラインカジノを始めてみて向き不向きを確かめるのもいいかもしれません。